■春探し4:スプリング・エフェメラル■ -Flower-
雪解けしたらすぐにきれいな花を咲かせ、他の植物が生長したり木々が葉をつける前に散ってしまう可憐な草花をこう呼ぶようです。「春のはかない命」という意味とか。林が葉で覆われないうちに花をつけて光合成で地下の球根に栄養を送り、茂りだした頃には自分の葉っぱも落ちて地下茎や球根となって夏、秋、冬と生き続けるそうです。人間から見ると花が一番きれいだからたおやかな容姿も含めて「はかない」と表現するようですが、彼らにしては「そんなの関係ねぇ」のかも。枝ばかりの森の中で一足早くきれいな花を咲かせて栄養を蓄え、他が繁茂する間は寝ているっていうのもなかなかちゃっかり生き抜くど根性。春の陽射しが一杯に差し込む森の中で群れて咲く美しい花の色が透けて見える・・・そんな幻想的な雰囲気が「エフェメラル」と言わせたのでしょうが、自然界への人間好みの見方や考え方が環境破壊につながったと思いますが。昨日はカタクリは花が閉じていましたが、エゾエンゴサクはブルーに透き通っていました。
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