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2009年1月12日 (月)

■容疑者Xの献身■ -Movie-

「ガリレオ」って職場でも話題だったんですがテレビをあんまり見ないもので良く知りません。福山雅治も「桜坂」しか知らないし。むしろ彼は写真がうまい。原作は東野圭吾が各ミステリー大賞の1位を独占した推理小説だそうだ。姪も「ガリレオ」は見ていなかったのですが、登場人物になじみが無くても映画は面白かったというので私も見に行ったのです。会員割引の日だし。ストーリーはいろいろなところに載っているので知られていますが、いわゆる「コロンボ・スタイル」。犯人が最初に犯行を行っちゃうっていうやつです。で、主人公湯川准教授が謎解きに挑戦していくって話。対決相手が殺人を隠蔽工作する友人の天才数学者、高校の数学の先生。最後まで気になったのは、殺人事件の内容です。お隣の奥様が元亭主が突然訪ねて来て娘に暴力をふるうので・・・って事件なんです。これが、映画「相棒」の様な国家的な事件っていうわけではなくて、銀幕に扱うには「普通」のネタ。こんなこというと「HERO」のキムタク検事に「殺人に大きい、小さいってあるんすか?」って言われちゃいそうだけど、天才同士の対決なら古典的海外ミステリーのように大舞台を用意してほしかった。テレビのサスペンス物のようなステージではちょっと物足りなかったな。これは原作がこうなんだから仕方がないけどね。コマーシャルでも最近はお母さん役をやるようになった松雪泰子は、始終「美人」「美人」と言われ続けていたけど「フラガール」の気の強い先生役がかぶって「はかなげ」には見えなかった。先生が恋愛によって身を滅ぼしていくっていうのは古典的映画「嘆きの天使」にも似てなかなか切ない内容です。湯川准教授がどうして犯罪を見破ったのか、「論理」での謎解きが少し曖昧な扱いになっていたのが残念。本当はここで数式を使うはずなのに映画では描かれていませんでした。堤真一が好演だけど、「親子が映画に行ってアリバイがある」「事件のあった日に親子はその場にいない」というストーリーの中核が強烈に観客に落ちていないことと、そのために高校教師がどんなトリックを使ったのかという興味を持たせることに失敗していると思います。劇場版ならもうひとつ作品にダイナミックさが欲しいな。Dsc03097

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