2011年8月21日 (日)

■ウッドワン美術館名品選ー巨匠たちの饗宴■ ーArtー

お盆休みも終わり、お仕事に入ると一気に現実感がありシビアな出来事に遭遇すると夢もロマンもしぼんでブログを書き込む意欲が減退。それではいかんので先日インスピレーションを受けた旭川美術館の作品展を再び訪ねることにした。昨日も仕事だったので多少ばても来ていたから軽自動車で行くことにした。「ウッドワン美術館名品選ー巨匠たちの饗宴ー日本近代絵画」である。名前はとても長い。サスペンスの題名のようであるが、美術全集に集う名だたる巨匠の作品が一堂に会している。全集かテレビでしか見たことない作品が集まっていてびっくりだ。以前、札幌で開かれたレオナール藤田こと藤田嗣治の「イブ」もあった。お気に入りで机の前に絵はがきを貼っておいたのだが、なにげにそこに飾ってあった。こんな調子だから入場料は1000円だが画集で見た作品が簡単に飾ってあり、コストパフォーマンスが高い展覧会だ。どれもこれも画家の人生が映し出された気迫あるものばかりなのだが、私は佐伯祐三のパリの風景を描いた二枚の絵画、そして国吉康雄の女性を描いた作品の前に経つ時間が長くなった。確固とした自分を築き、深い文学作品を読むようなその心象に深く感動した。作品からは何も迷いは感じなかった。自分の撮る写真もかくありたいな。少し行き詰まっていた撮影の方法やモチーフに新しい展開が見えてきたように思った。おー、なんか良いことないかのう。「追いかけると」いろいろなものは逃げていくようである。

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2008年11月15日 (土)

■國松明日香展@札幌芸術の森美術館■ -Art-

昨日の夜はYouTubeにはまって深夜を過ぎて就寝。寝坊したことは言うまでもなく、寝不足で体も重い。そして天気も今にも降りそうって感じだったので自分に嘘をついてタイヤ交換中止。で、ぐたぐたしていると昼も過ぎてしまったのです。そういえば芸術の森での展覧会の券があったと思い出し家を出ました。すでに2時過ぎ。札幌南区の郊外にある「芸術の森」では、木々はすでに葉を落とし晩秋というか初冬の雰囲気。駐車場からてくてく歩いて「美術館」に到着しました。あー良く集めたなぁと言うくらい重量級の鉄の彫刻が多数展示されていました。アルバムで言えばベスト盤のように彫刻家となったころから現在までの作品の代表的な物が展示されていて、作者の変遷が一目で分かります。80年代の「アラベスクな街」シリーズは北海道のあちらこちらに今でも多く見られる面で構成された初期の頃の作品です。背丈ほどの物が多く地方の役所や学校の前などでも見られ、北の芸術家の代表であることが良くわかります。新千歳空港の前にも大きな作品があります。90年代にはいると作風は変わり、自然を題材にした物や棒状のスチールを曲げて曲線と面で構成された物が増えます。そして90年代後半から現在にかけて今のような棒と円盤状の金属で構成された作品が数多く作られているようです。水、光、音、風などが、これらの配置や直線、曲線、短、長の組み合わせで表現され、不思議なリズムと空間を構成しています。抽象的な彫刻は作者の精神の変化や自然に対する物の見方の変化を見る思いで、人の人生の苦悩の一端を見たように思いました。タイヤ交換は来週にしようっと。蔦もまだ赤くないし。Dsc02980

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2008年11月11日 (火)

■作品展と万年筆■ -Art-

今朝は0度近くまで冷えました。明日も日中は13度くらいらしいけど、ぐんと夜の冷え込みが厳しくなってきています。職場に向かう途中、踏まれて壊されたのでしょうか、水たまりに張った氷が粉々になっていたのを見て驚きました。まだ緑の木やようやく赤く色づいた葉っぱがあるっていうのにね。先日、いつも楽しい展覧会のご案内をしてくださる「酒庵 藍」の女性店主さんから今年もお便りを頂戴しました。山田喜代春さんの木版画詩画展です。北星女子短大の側にある小さなお店ですが、とてもおしゃれで雑誌にも紹介されています。と言っても私は飲まないので夜のお客さんにはなれないのです。たいていは作品展を拝見させていただくためにおじゃましています。今回はご主人の趣味の万年筆展が同時開催されていて、ペン好きな私はとても興奮しました。ペンの本数もさることながら、沢山のインク瓶の数々。それも結構使われているのです。私はPCによる印字やメールが多くなってしまって、「書く」ことが少なくなってしまいました。改めて反省。また、釧路在住のお知り合いの方の「万年筆画」というのも何点か展示されていました。地方新聞に掲載されることが多いと聞きましたが、自由な作風に触れて何か新しい物が見えたような気もしました。「藍」さんに行くたびにいつも遊び心と自由な気持ちを貰って帰ってきます。しょぼくれていた自分の翼が少し広がったようにも思います。お菓子を持って行ったら、後日お手製の便せんを添えたお礼の手紙が届きました。万年筆で。Dsc00154

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2008年9月28日 (日)

■山本容子版画展■ -Art-

今日は17度で昨日よりは少し暖かかったけれど、天気が悪かったのでやっぱり引きこもり。で、家にいると寝ちゃいます。いかんなぁと思い、今日も夕方にプチ散歩で駅前に行ってきました。おめあては東急デパートの催事場でやっている「山本容子版画展」です。入場無料。すごい作品の数々。少女のような夢を失わないでおしゃれで大人っぽくカラフルな表現が好きですね。この山本さんとか児童書作家の原ゆたかさんとかアラフォーどころかオーバーファイブなのにいつまでもみずみずしい想像力溢れる仕事をされている方は本当に尊敬します。私もこの版画展は作品を見ると言うよりも「元気を貰う」ために行っているようなもんです。絵はがきを5枚ほど購入してきました。原画は手が届かない。買い物に出てきた人々のスタイルは本当に様々。Tシャツもいる。長袖シャツの人もいる。これに薄手のコートを着ている人もいました。でも、デパートや地下街は「暑い」。昨日までは突然の寒気で室内暖房がおいつかなかったのか、やや涼しかったのに今日は建物も暖まったのか「暑い」。一枚も二枚も手に持って歩いている人がいました。でも外は寒い。風邪引くなー・・・札幌市民。Dsc02598

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2008年8月13日 (水)

■市内美術観光■ -Art-

2日間暴れたので本日は「市内観光」をすることにしました。2つの展覧会と2つのギャラリー見学です。まず一番目は近代美術館で開かれている「レオナール・フジタ展」。藤田嗣次の画業についての展覧会です。「フジタの白」については以前NHKの日曜美術館で見知っていたので多少知識はありましたが作品のいくつかが非常に大きくて、日本人でありながら仕事は完全に西洋の著名な画家のもので驚きました。中期の作品の人物は目が生きていてもほとんど表情が無く、怒るでも笑うでも無く、ただ筋肉と動きのみで何かを表現していました。宗教画の大半が指先で何かを語っているのですが、それも特に無かったように思います。道を歩く最近の若者を見ているよう。晩年のキリストを題材にした宗教画もイエスの表情には苦悩が多く感じられ、他の作家とのアプローチの違いを感じました。早く見終わる自分にしては意外に長くいましたね。次はキャノンギャラリーで「十文字美信 写真展」。感度の低い小さいカメラで巨大なグランドキャニオンを撮影した大作、よくわかりませんでした。夜桜や甲冑を撮した作品は銀塩カメラの表現力と歪みのないレンズのすごさが気になりました。続いて大丸デパートで「中村征夫写真展:命めぐる海」。ただただ「紺碧の海」「青空」が美しい。そして「原色の魚」がその中で泳いで素晴らしい模様。ここに行きたいと思いましたね。会場でハイビジョン撮影の作品を視聴しましたが、市販されているデジタルムービーで撮影したとか。最近の民生機の性能は凄いもんです。遊び心のある構図にも癒されました。ただ、美しさのご馳走が多すぎて多少最後の方は飽きました。若い女の子が多くてプチよかった。帰り際にはフジ・フォトサロンで「岡嶋和幸写真展:ディングルの光と風」。やや色彩を落とした出力でした。作品とともに風景写真としても見ているので、土地に関して知識が無いそこが実際にはどんな色調なのか見てみたかった。あと、一言添えてあったけど「まんま」かなって思いました。説明的表現が、これしか感じてないで撮ったのって思わせるので損しているかな。大人の詩的表現力を身につけましょう。Dsc02343

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2008年3月29日 (土)

■加納典明とは?〜生まれた時代への責任■ -Art-

写真家・加納典明氏のデビュー写真展以来39年ぶりとなる個展@キャノンギャラリー。光文社の月刊誌「BRIO」で2年間連載した静物写真を中心に構成されていました。なんでも19歳のとき写真家・杵島隆氏に師事するため撮った写真が静物写真だったようで、ここのところ風景写真や人物中心のスナップの写真展ばかりみてきたので少し新鮮でした。もっとも加納氏の写真も人物ばかりみてきたのでこれまた原点を知らなかったとは言え新鮮でもありました。基本をしっかり持っている人の仕事の完成度には頭が下がります。人物をとっても何を撮っても精度と完成度の高さはここからきているのでしょうし、写真の軸がやはりぶれていないと言うこともよくわかります。よく知られているフィギュアをモチーフにした作品がありましたが、漫画のキャラクターを中心に据えた写真なのに光や空間の認識が違っていて芸術の段階に高められる技量と写真家の資質がよくわかりました。静物写真は投稿や写真学校の学生が好んで撮っていますが、主題がよくわからないものも多くて少し食傷気味でした。でも力量のある人が撮ると写真というのは絵画と同じ芸術のレベルに到達できるのだなぁということを知らされて帰ってきました。ちなみに加納氏は若い頃ラジオで「べらんめい口調」で結構はっきりと話していて少し怖いという印象がありました。最近テレビで見ると穏やかにかつ常識的にお話しされているので、お顔をみるたびに昔のパーソナリティの言葉と一致せず奇妙な感じがするのです。60過ぎたようですが若々しい。写真は正門から見た北海道庁です。Img_0378

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2008年3月15日 (土)

■ボタニカル・アート展@北大■ -Art-

北海道大学、北大の総合博物館に行ってきました。新聞でボタニカル・アート展をやっているという記事を読んだからです。自然環境研究室を主宰されている鮫島惇一郎先生の「エンレイソウ」を中心にした作品と市内の植物画家集団の作品が展示されています。北大の校章になっている「オオバナエンレイソウ」を始め、同種類の花でも地域によって色や花の雰囲気が異なっているエンレイソウをかき分けた作品が特に目をひきました。自然に対する深い観察眼と植物への自然科学的探求心のすさまじさが伝わってきます。通路を挟んで画家集団の方々の緻密で美しい作品がありました。自然の草花の花束や普段道ばたで見かける花が素晴らしい筆致と色で「表現」されていました。一方、鮫島先生のは植物に対する目線が違うのか「表現」を押さえている、あるいは「表現」を超えた描写をしていることに驚きました。私も絵を描くのは好きですが、葉っぱの光を反射する質感やあの細い根の線一本一本にあれほど責任を持って描くことはできないなぁと恐れ入って帰ってきました。2次試験後の土曜のキャンパスは人通り無し。Dsc01215

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2008年3月 1日 (土)

■山本純一写真展:Breath of Nature■ -Art-

キャノンギャラリーで1時半からトークショーがありました。先着60名。新聞に紹介されてテレビでも放映されたと言うことなので混むかなと思い、常習遅刻魔神の私にしては40分も早く会場に行ったのです。で、整理券番号は60番でした。いつもながらこういうことだけは運がいい。写真家になったきっかけや日頃のお話を40分間してくださり、後半は展示写真の解説でした。大変お話が上手で時間はあっという間に過ぎました。60番のおかげで最前列。真ん前。で、10分の休憩時間にお話をすることが出来ました。展示写真の一覧シートに撮影データを載せてくださったのですが、一つの基準が見えなくて何故か尋ねたのです。対象を見て絵柄が頭の中で出来るようです。それを完成させる数値を設定するということなのです。決めつけた数値で撮影していないのです。この時はこう・・・とか。若い頃から天文写真を撮ったり蓄積した経験の結果でしょう。ひと味違う風景写真の妙はそんなところにあるようです。左利きということで重たいレンズを利き腕で支持できるとのこと。私には行動的な足で撮らせた写真に感じました。写真の世界に入り込むきっかけの入賞作品を紹介してくださいましたが、この宝物を大切にしてこれからも歩いていかれるのでしょう。ご活躍ください。Dsc01189

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2008年2月 1日 (金)

■立木義浩写真展「ありふれた景色」■ -Art-

早いですね。今年も1ヶ月経ちました。先日、駅前のキャノンギャラリーに立木義浩写真展「ありふれた景色」を見に行ってきました。海外に仕事や旅行に行ったときに撮って貯めていた作品の発表です。スナップショットって何かと言うことを改めて教えられたように思います。デジタル処理で全てがモノクロの写真展でした。どんどん撮っていいんだなぁと感じたことと、以前小林義明氏が「たくさん撮っている中から共通のテーマが見つかる。」といったことも分かりました。今日は昨年の写真を見てみましたが「この月は仕事が大変だった。」とか「体の調子が悪かったなぁ。」とか、そんな俗っぽいことばかりが頭をよぎるのでした。やはり夕方間近でも空は明るくなってきた。Dsc01065

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2007年8月 4日 (土)

■ゲゲゲの森■ -Art-

あーあっ、やっぱり行っちゃいましたよ。「水木しげるのゲゲゲの森」大丸デパート7階。水木先生の版画展なんですけど、ブロンズ像やら執筆原稿やらなんやら展示していて2年前に旭川でやった水木しげる展のミニミニ版でした。この日はデパートの駐車場に止めてしまったので、無料駐車を達成するためには2,000円以上の買い物をしなければなりません。食事して本でも買うかなと思ったのですが、その心配は必要ありませんでした。なんと水木グッズ販売の充実していること。境港の博物館のものをけっこう持ってきていたのではないでしょうか。水木しげるHP上で販売しているものもここで初めて実物を見ました。まず立体ポストカード二枚ゲット。大人気一反木綿が浮きあがって飛んでいる。次にシール。言葉がいいね。「まず寝ることが幸福の基本」「なまけ者になりなさい」・・・戦地で生死の境をさまよった水木先生しか言えない。そして鬼太郎写真立て。「のん気にくらしなさい」という言葉入り。そしてとどめが目玉オヤジの絵入りうちわ。「ゆっくりくらしなさい。」最後に目玉おやじストラップ。もう2,000円以上になりました。Tシャツも欲しかった。子供に交じってサングラスかけたへんなオヤジをレジのお姉さんは丁寧に対応してくださいました。いいんだもーん。Img_2539

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